年金用語
保証期間 | … | 5年、10年などの所定の期間内は、被保険者の生死にかかわらず年金を受け取れるように、終身年金保険、有期年金保険に付ける期間。 |
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基本年金 | … | 運用の成果などにかかわらず必ず受け取れる年金額。 |
配当金 | … | 予定より運用成果が良かった場合など、予定と実際との差によって剰余金が生じ、その還元として契約者に分配されるお金のこと。 |
年金原価 | … | 将来受け取れる年金額を所定の率で割り引いて、現在の価格に計算しなおした金額。 |
増額年金 | … | 年金受取開始日までに積み立てた配当金がある時に、その配当金により買い増しされる年金部分。 |
増加年金 | … | 年金受取開始日以降に配当金がある時に、その配当金により買い増しされる年金部分。 |
Q&A
- Q1.
- 個人年金保険は何歳まで加入できますか?
- A.
- 積立型は70歳、一時払型は87歳まで加入可能なタイプがあります
各生命保険会社によって取り扱いが異なりますので、ご検討の際には商品パンフレット、ご契約のしおり、定款、約款等でご確認ください。
- Q2.
- 年金を受け取る際、どのような税金がかかりますか?
- A.
- 雑所得とされ、必要経費を差引いた額が課税対象となります
毎年受け取る年金は、雑所得として所得税の課税対象となります。税金は、受け取った年金額から必要経費(年金額に対する払込保険料)を差引いた部分にかかります。
なお、保証期間付終身年金の保証期間分の年金を一括受取する場合、雑所得として課税され、確定年金を一括受取する場合、一時所得として課税されます。
- Q3.
- 生命保険料控除は、どの契約にも適用されるのでしょうか?
- A.
- 所定の要件を満たした生命保険の契約に限られます
生命保険料控除の対象となる契約は、保険金・年金の受取人が、納税者本人または配偶者もしくはその他の親族となっている契約です。また、個人年金保険料控除の対象となる個人年金保険契約の条件は、「保険料払込料期間が10年以上であること」などで、保険料一時払の個人年金保険契約の場合、生命保険料控除が適用されます。
- Q4.
- 契約者と年金受取人が異なる場合、課税関係に影響がありますか?
- A.
- 年金受取開始時に、贈与税が課税されます
契約者と年金受取人が異なる場合、契約者から年金受取人に対して、年金を受け取る権利が贈与されたとみなされて、年金受取開始時に年金を受け取る権利(年金受給権)に対して贈与税がかかります。
- Q5.
- 年金受取開始日前に、保険料を負担していた被保険者が死亡した場合に支払われる死亡給付金には、どのような税金がかかりますか?
- A.
- 被保険者が保険料負担である場合、死亡給付金に対し相続税が課税されます
年金受取開始日前に保険料を負担していた被保険者が死亡した場合、死亡給付金が受取人に支払われますが、受取人はその死亡給付金を相続または遺贈により取得したとみなされて、相続税が課税されます。死亡給付金の受取人が相続人である場合は、ほかの保険金とあわせて法定相続人1人につき500万円を生命保険の非課税金額として控除できます。※税制については平成24年7月現在のもので、将来変更されることがあります。
個別の税務のお取扱については、所轄の税務署等にご確認ください。