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連載コラム【お金の世界の歩き方】
〜第40回 新型コロナウイルスとキャッシュレス〜

先生

「2020年を振り返るにあたり、やはり新型コロナウイルスの話は避けて通れない1年となりましたね」

花子

「はい。仕事はもちろんですが、子供たちも学校の一斉休校をはじめ、緊急事態宣言により行動が制限されたりと、異例の1年となりました」

先生

「そうですね。緊急事態宣言を経て、日々の暮らしが「新しい生活様式」へと移行する中で、『お金』について変化はありませんでしたか?」

花子

「そうですね、自粛期間も長くありましたし、私は以前よりもインターネットを使った、ネット通販を利用するようになったので、クレジットカード払いが増えました」

先生

「たしかに、ネット通販の利用頻度が増加すると、クレジットカード払いは増えますよね。では、スーパーやコンビニなど店頭での買い物の支払いはどうですか?」

花子

「あっ、そういえば手軽にかざすだけで支払える電子マネーやクレジットカード等が増えました」

先生

「ですよね。実は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャッシュレス化が進んでいます。レジでの支払いを素早く済ませ、接触時間を短くし、現金に接触しないようにするためなどの理由が考えられます。経済産業省のデータによりますと、2019年の日本のキャッシュレス比率というのは26.8%と前年に比べて2.7%の増加となりました」

花子

「今年は更に比率が上昇する可能性があるのですね」

先生

「そうだと思います。また、QRコード決済においては、2018年から2019年にかけて利用金額が約6倍に伸びているようです」

花子

「そんなに増えているのですね。スーパーや飲食店でも○○ペイなどのキャッシュレス決済サービスを利用できるところが増えてきましたよね」

先生

「はい。ところで、花子さん、『マイナポイント事業』って知っていますか?総務省が展開している事業で、マイナンバーカードを持っている人が好きなキャッシュレス決済サービスを選択し、選択した決済サービスで買い物やチャージをすると『マイナポイント』25%分(1人当たり上限5,000円分)がもらえる事業です」

花子

「そうなんですね!聞いたことはあったけど、具体的には知りませんでした」

先生

「ただし、このマイナポイント還元の制度は、2021年3月末に終了予定です」

花子

「そうなんですか?2021年3月に終了するということは、まだマイナンバーカードを持っていない人は、早めの申請が必要ですね」

マイナポイント事業についてはこちら

先生

「因みに武蔵野銀行では、J-Coin Payというスマホ決済サービスを取扱っており、J-Coin Payもマイナポイント事業の対象となっていますよ」

花子

「それはどんな機能があるのですか?」

先生

「J-Coin Payでは、武蔵野銀行の口座を登録することで、加盟店登録しているお店で支払いができるのはもちろん、個人間の送金やチャージ、口座に戻す等がすべて無料でできますよ。また、スマホから簡単に募金もできる「ぽちっと募金」という機能もあります」

花子

「手数料が無料なのは嬉しいですね。あと、スマホで募金もできるなんて、私もすぐにできそう!是非利用してみたいと思います」

J-Coin Payについてはこちら

先生

「これからは、キャッシュレス決済サービス以外にも、デジタル通貨への取組みも行われるようですよ」

花子

「デジタル通貨ってどんなものですか?」

先生

「デジタル通貨というのは、現金ではなく、データ上でやり取りされるお金、デジタルで管理されているお金のことを言います。電子マネー、仮想通貨、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)がそれにあたります」

花子

「交通系の電子マネーは私もよく使っています」

先生

「そうですよね。電子マネーは国が発行する法定通貨(日本なら円)のデジタル代替ですが、仮想通貨は、国ではなく企業・団体や個人が発行するデジタル通貨です。CBCDは中央銀行が発行するデジタル通貨ですが、日本銀行は現段階では発行の予定はなく、あくまでも2021年から実験を行うということにとどめています」

花子

「発行予定はないのに、実験は行う、というのはどうしてですか?」

先生

「これには大きく2つの理由が考えられます。1つ目は、アメリカの大手SNS企業が、民間主導の決済通貨の発行計画を発表したこと。2つ目は、中国がデジタル人民元の発行準備を進めていることです」

花子

「SNSは全世界で多くの人が利用しているでしょうから、影響力や話題性がありそうですね。中国もデジタル通貨の発行を準備しているんですね」

先生

「世界に先駆けて中国がデジタル人民元を導入すれば、中国の仕様が国際標準となる可能性もあります。各国はこうした中国の動きに警戒心を強めているのです」

花子

「そういう事情があるから日本銀行も実験に乗り出さざるを得ないのですね」

先生

「中央銀行からデジタル通貨が発行されれば、安心感もありますし、キャッシュレス化はさらに進むと思います。ただ、世の中に流通しているお金の量を正確に把握できるかなど、課題はあるようです」

先生

「キャッシュレスはそれぞれのメリットを活かしながら、上手に活用できると良いですね」

花子

「はい。本日もありがとうございました」

【先生】総務省では、2021年3月末までマイナポイント事業をおこなっています【花子】まずはマイナンバーカードの取得が必要なんですね

『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

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