連載コラム【お金の世界の歩き方】〜第15回 投資信託の種類と運用方法〜

先生

「前回は投資信託の仕組みについて勉強しましたが、いかがでしたか?」

花子

「仕組みについては理解できたと思います!」

先生

「それは良かったです。では、今回は投資信託の種類から話そうと思います」

花子

「わかりました。よろしくお願いします」

先生

「まず、投資信託は大きく分けて2種類あります。株式を組み入れることができる『株式投資信託』と、株式を一切組み入れない『公社債投資信託』です。現在、ほとんどの投資信託は、株式投資信託に該当します。そしてもう一つ、募集期間によっても種類が分けられます」

花子

「投資信託はいつでも購入できるんじゃないんですか?」

先生

「はい。デパートのバーゲン現品限りの商品のように、一定の期間だけしか買えない投資信託があります。これを『単位型投資信託』といいます。一方で、人気の定番で年中買える商品のように、いつでも購入できる投資信託を『追加型投資信託』といいます」

花子

「わかりやすい例えですね。助かります」

先生

「ですから、投資信託の種類には、単位型株式投資信託、追加型株式投資信託、単位型公社債投資信託、追加型公社債投資信託があるのです」

花子

「投資信託の単語が並ぶと急に難しく感じてしまいます・・・」

先生

「そうですね。投資信託の種類については、投資信託の説明書(目論見書)に記載されているので、ホームページや銀行窓口で確認してみてください」

  • 投資信託についてはこちら

  • NISAについてはこちら

先生

「では次に、投資信託の運用方法について話しましょう。運用方法は大きく分けると2種類あります。『アクティブ運用』と『パッシブ運用』です」

花子

「聞いたことありませんね・・・」

先生

「ですよね。まず、アクティブ運用とは、簡単に言うと投資信託の運用を運用担当者(ファンドマネージャー)に任せているファンドのことを言います。ファンドマネージャーが自分自身の判断で銘柄を選び、売買のタイミングも任されます」

花子

「つまり自分のやり方で自由にできるということですか?」

先生

「そうです。ただし、ファンドにはそれぞれにルールがありますので、そのルールの範囲内で自由にできるという意味です」

花子

「なるほど。すべてが自由というのではなく、ルールがあるのですね」

先生

「はい。アクティブ(積極的)に銘柄の入れ替えや売買を繰り返し、より高い収益を目指していくものです。
それに対し、パッシブ運用は、アクティブ運用のように積極的ではない、というニュアンスです」

花子

「積極的ではないというのは、どのような運用の仕方なのでしょうか?」

先生

「パッシブ運用の代表は、インデックスファンドです。インデックスファンドというのは、目標とされる指標(日経平均株価等)に連動する運用成果を目指すというものです。
ちなみに、日経平均株価とは、簡単に言うと日本を代表する企業225社の株価の平均です。よって、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、日経平均株価が1%上がったら、投資信託の価格も1%値上がりするという動き方を目指すものです」

花子

「インデックスファンドは理解できましたが、それがなぜアクティブではないのですか?」

先生

「例えば、日経平均株価と連動するインデックスファンドの場合、購入する銘柄はファンドマネージャーの裁量に任されるのではなく、日経平均株価の算出に採用されている225社の株式を買うことが決まっているのです。つまり、アクティブのように自由というわけではないのです」

花子

「なるほど、少し理解できました」

先生

「良かったです。では最後にファンドの収益率の見方の話をしましょう。例えば、同じタイプのAファンドとBファンドの2つのファンドがあるとします。1年間の成績を見ると、Aファンドは上がったり下がったりを繰り返しながら10%の収益をあげました。Bファンドはコツコツと少しずつ上昇し、同じく10%の収益をあげました。花子さんならどちらのファンドを選びますか?」

花子

「私はBファンドを選びます」

先生

「なぜですか?」

花子

「だって、同じ収益であればハラハラしない方が良いですから」

先生

「そうですよね。そこで、便利な指標があります!『シャープレシオ』というものです」

花子

「えっ、どういうものですか?」

先生

「表面上のリターンだけでなく、投資のリスクも考慮した上でそのリスクの大きさに比べどれだけリターンを得られているか、という運用効率の高さを示すものです。
簡単に説明すると、過去の一定期間のリターンをリスクで割ります。リスクとは投資対象の価格の上下の変動幅のことを言います。これをハラハラドキドキ度としましょう。
AファンドもBファンドも収益率は10%でしたよね。例えば乱高下を繰り返したAファンドのハラハラドキドキ度を10、コツコツと少しずつ上昇したBファンドのハラハラドキドキ度を5とします。Aファンドは10%÷10=1、Bファンドは10%÷5=2となります。この数値が高いほど、効率よく収益が得られたことになります」

花子

「そうなんですね。同じ収益率でもBファンドの方が効率よく運用できているということですね」

先生

「その通りです。このハラハラドキドキ度は、統計学の手法で算出されるもので、自分で計算することは難しいものですが、シャープレシオは、投資信託を購入するとき等に窓口で『シャープレシオを見せてください』と言えば教えてくれますよ」

花子

「そうなんですね。是非窓口に行って聞いてみたいと思います!」

先生

「今日は投資信託の種類と運用方法についてお話しましたが、ファンドの購入にあたっては、収益性を重視するか、安定性を重視するかによって、ファンドの種類の選択も変わってくると思います。
銀行の窓口で相談すれば花子さんの目的に応じたファンドを教えてくれますよ」

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花子

「わかりました。今回もちょっと難しい単語が出てきましたが、ちゃんと復習したいと思います!ありがとうございました」

『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月〜木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!

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