連載コラム【お金の世界の歩き方】〜第14回 投資信託の仕組み〜

花子

「先生、今日もよろしくお願いします。早速ですが、一つ教えていただきたいことがあります」

先生

「こちらこそよろしくお願いします。おっ、何でしょうか?」

花子

「投資信託について詳しく知りたいと思っています。銀行や証券会社のポスターなどでも『投資信託』という言葉をよく見かけますし、運用という話になるとよく出てきますよね。ですので、一度ちゃんと勉強したいなと思って」

先生

「そうですね。投資信託の仕組みを理解することは大切だと思います。
では、今回は投資信託の仕組みについて話しましょう」

花子

「よろしくお願いします」

先生

「まず、『投資信託とは何か』を簡単に言うと『金融商品の詰合せ』です」

花子

「詰合せですか?うーん、もう少し具体的にお願いします」

先生

「わかりました。花子さんは漫画を読んだりしますか?」

花子

「漫画ですか。学生の頃は読んでいましたが、最近はほとんど読まないですね」

先生

「例えば、漫画を単行本で買うとその漫画しか読めないですよね。でも、週刊誌などの雑誌を買うといろいろな漫画を楽しむことができます。それと同じで、株式や不動産など、複数の商品を詰め合わせにして運用しているのが投資信託なのです。
そして、その詰合せのことを『ファンド』と言います。では、投資信託の特徴から話をしていきましょう」

花子

「お願いします」

先生

「投資信託の特徴は3つあります。1つ目は『少額投資』、2つ目は『分散投資』、そして3つ目は『専門家に任せられる』ということです」

花子

「なんだか難しい話になりそうですね・・・」

先生

「大丈夫です。まず、株や不動産は購入するのに何百万円、何千万円と費用がかかる場合がありますが、投資信託の多くは一口1万円前後から買うことができます」

花子

「確かに『少額投資』ですね。1万円であれば私にも出来そうです」

先生

「はい。一人ひとりは少額でも多くの投資家から集まるとたくさんのお金になります。そのお金でいろいろな種類の株や不動産などを買ったりできます。

例えば、花子さんが、10万円でAという会社の株を買ったとします。株価が上昇すれば嬉しいですが、逆に倒産した場合は、10万円が0円になってしまいますよね」

花子

「そんなことになったら、泣くに泣けません」

先生

「でも、仮に花子さんが10万円で投資をしたファンドの総資産が100億円あり、そのファンドがA社の株を1億円分購入したとします。もし、A社が倒産した場合、失うのは1億円、総資産の100分の1となります。つまり、花子さんの10万円も損失額は100分の1の1,000円で済むのです」

花子

「いろいろな種類の株や不動産などに分散投資しているから、一つが倒産しても損失は限定的ということなんですね」

先生

「そうなのです。これが『分散投資』の効果なのです」

花子

「でも分散投資は良いですが、私はどのような会社の株や不動産を買うのかなどは考えなくて良いのですか?」

先生

「大丈夫です。ファンドを運用する人のことを『ファンドマネージャー』と言いますが、運用の専門家であるファンドマネージャーが花子さんに代わって考えてくれます。なので、専門家に任せればよいのです」

花子

「なるほど、それで『少額投資』、『分散投資』、『専門家に任せられる』という特徴があるのですね」

  • 投資信託についてはこちら

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先生

「その通りです。
次に、投資信託にかかる費用について説明しましょう」

花子

「どのような費用がかかるのですか?」

先生

「投資信託にかかる費用は3つあります。まずは『申込手数料』で、ファンドを購入する時に払います。この申込手数料はファンドごとに決められているのでそれぞれ異なりますが、中には、申込手数料無し、というファンドもあります。
次に『信託報酬』です。これはファンドを運用・管理してもらうための費用です」

花子

「ちゃんと管理料をとるのですね」

先生

「そうなんです。そして最後に『信託財産留保額』というものがあります」

花子

「えっ、信託財産・・・なんですか?」

先生

「ある投資家が投資信託を解約すると、そのお金を用意するために、ファンドで保有している株などの売却が必要となり手数料がかかったりします。このように発生する費用を投資信託を持ち続けている人だけで分配するのは不公平なので、途中で解約する人にも負担してもらおうというものです。これを信託財産留保額と言い、ファンドごとにその有無が設定されています」

花子

「不公平にならないような処置なのですね」

先生

「そうですね」

花子

「わかりやすく説明していただきましたが、一度に全部覚えきれるか不安です」

先生

「実際に、銀行の窓口に行って教えてもらうのもいいですよ」

花子

「はい!ありがとうございました」

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『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月〜木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!

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