連載コラム【お金の世界の歩き方】〜第9回 株 〜初心者入門〜〜

花子

「先生、聞いてください!友人が先日株主優待を使ってホテルレストランで食事をしたんですって。いいですよね〜」

先生

「うらやましいですね〜私も行ってみたいです。ちなみに花子さんは『株』についてどのくらい知っていますか」

花子

「ニュースなどで株価がどうの…という話は耳にしますが、株についてはよく分かりません。会社が利益を上げて成長すると株価は上がり、逆に経営がうまくいかないと下がる…というイメージがあるくらいです」

先生

「そうですよね、よくニュースなどで株や株価について報道されていますが、イメージはなかなか湧きづらいと思います。今日はそんな『株』にまつわるお話をしていきますね」

先生

「突然ですが、株はどこから発行されるか知っていますか?」

花子

「…株式会社…ですか?」

先生

「その通り!株式会社から発行されます。では、株式会社というのはいつできたか知っていますか?」

花子

「えっ、いつから…全くわからないです」

先生

「なんと17世紀なんです!東インド会社が最初の株式会社と言われています」

花子

「えっ、17世紀!そんなに昔からあるのですか?東インド会社というのは、たしか歴史の授業で聞いたことあるような…」

先生

「はい、歴史の教科書に登場するあの東インド会社ですよ。当時は、王様や貴族が単独でお金を出して航海をしていました。しかし、未熟な航海術のために失敗することも多かったのです。そうなると、いくら財力があっても足りないですよね」

花子

「確かに、失敗してしまったら利益も0円ですしね」

先生

「そこで、王様や貴族たちがお金を出し合って船長を雇い、船長が乗組員を募集し、航海に出ました。無事に戻ってくれば、莫大な利益を得ることが出来、その利益は出した金額に応じて王様や貴族で分け合います。逆に、失敗した場合お金は戻りませんが、一人で出していた時に比べれば少額で済みます。会社を所有する人たち(王様や貴族)と実際に運営する人(船長)が分かれた、つまり『所有と経営』が分離したことから最初の株式会社と言われているのです」

花子

「そっか!共同でお金を出せば、航海にチャレンジしやすくなりますね!」

先生

「そうなんです!株式会社のいいところは、共同でお金を出し合うことで、一人でお金を出すよりも大きな金額が集まり、それだけ大きな利益を獲得できるチャンスがあるということです。出した金額に応じて発行していた証明書は、今の『株券』という形で株式会社に引き継がれています。こうして、起源を知ると株への壁が少し低くなった気がしませんか?」

花子

「はい、もっと難しい話だと思っていましたが、少し身近に感じるようになりました」

先生

「では、次に『株価』についてお話していきます。例えば僕が会社を作ろうと思って資金を用意します。しかし、100万円用意しようと思っていたけれど、90万円しか用意できませんでした。そこで、お金を出してくれる人を探します」

花子

「足りない10万円を出してくれる人を探すということですか?」

先生

「そうです。そこにAさんが『この会社面白そうだなぁ。10万円出します』と言ったとします。僕は『ありがとうございます。利益が出たら、分配しますね』と、出資の証明書を渡します。そして、会社が順調に推移したとすると、BさんがAさんに『20万円で証明書を譲ってくれませんか』と言ってきたので譲ったとしましょう。さらに、CさんがBさんに『30万円を出すので譲ってください』となったとします。ここで、証明書に付いた値段が『株価』なのです」

花子

「えっ、株価ってそういうことなんですか?!テレビやパソコンの画面の中だけで、値段が上がった下がったと言われてもよく分かりませんでしたが、今のように具体的な例だとすごく分かりやすいです」

先生

「ちなみに利益が出たときに、お金を出してくれた人にお金を分配しますが、この分配されたお金を『配当金』と言います」

花子

「配当というのは利益を分け合うことなのですね」

先生

「そうです。また、株券を持っている人に会社の製品をプレゼントしたりサービスの優待券を配布したりもします。これが『株主優待』です。株式投資のメリットとして、株価自体が値上がりした場合の『株価の値上がり益』、先ほどお話した『配当金』、そして『株主優待』があります」

花子

「さっき私が話した株主優待ですね!色々な種類の優待があるんですよね」

先生

「そうです!いろいろありますよね。」

先生

「株式投資は、さきほどのBさんやCさんのように『頑張って欲しいな』『面白そうだなぁ』と思う会社にお金をだすことで応援するようなものです。もちろん、その会社の業績などが悪くなると、株価も下がり、売却したときに買ったときよりも金額が減ってしまったり、配当が出なくなり損をしてしまうというデメリットもあるので注意が必要ですよ」

花子

「でも株式投資を始めるにしても一体何から始めたら良いのか、よく分からないんですよね…。お店に行って、並んでいるものを比べて買う普段の買い物とは違いますもんね」

先生

「そうですね、いざ投資しようとすると、自分がどんな会社に投資すればいいのか分からないですよね。まずは、会社の成長性や業績についての予想が立てやすい自分が働いている業界の会社などから始めてみてはいかがですか?」

花子

「じゃあ、今パートをしている会社の業界を見てみようかな」

先生

「いいですね!他にも家族や親戚が勤めている会社から調べていくのもいいかもしれません。また、趣味や好きな食品の会社など、ヒントになるものはたくさんあると思います。もし、会社の成長性や業績の予想を立てるのが難しいという方は、運用をプロに任せることもできます。それは、株式に投資している『投資信託』に投資するという方法です。株と違って投資する会社を指定できませんが、投資のプロが複数の会社の株を代わりに運用してくれます」

花子

「株に投資する前に、勉強のためにも『投資信託』で運用するのもいいかもしれませんね」

先生

「そうですね。そういえば、武蔵野銀行でも株式投資をしている『投資信託』を取扱っているようなので、相談してみるのもいいかもしれませんね」

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花子

「普段はパートや家事・育児があるのでなかなかいけないですが、土日にゆっくり相談してみたいと思います!」

先生

「それがいいと思います!株についてはまた機会があればお話したいと思います」

花子

「ありがとうございます!」

『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月〜木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!

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