連載コラム【お金の世界の歩き方】〜第7回 老後の生活〜

花子

「先生は老後の事を考えていますか?両親を見ていると、余裕というほどではありませんが、仲良く老後の生活を送っています。私達も同じような生活を送れるのかな、とふと不安になるのですが・・・老後の生活ってどんなものなのでしょうか」

先生

「老後については私もよく考えますが、なんだか漠然としていますよね。今日は、少しでも不安を解消できるよう、一緒に勉強していきましょう」

先生

「この後の話に必要になるため、まず日本の現状についてお話しますね。今の日本の平均寿命は何歳くらいだと思いますか?」

花子

「うーん…82歳くらいですか…」

先生

「おっいいですね!厚生労働省によると、2016年時点での平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳です」

花子

「近いですね!嬉しいです(笑)それにしても日本人は長生きですよね」

先生

「そうなんです。人生は長い(笑)ですので、有意義に過ごすためにも計画的にライフプランを立てることが必要です。中でも、老後についてはよく考える必要があると私は考えています。では、なぜそう思うかをこれからお話していきます」

先生

「花子さん、23歳で就職して60歳まで働いたとすると会社で過ごす時間はどのくらいあると思いますか。朝7時に家を出て夜の8時に家に帰るとして考えてみてください」

花子

「えーと、まず38年間働くとして、休日が月10日で、1日8時間勤務して…もうわかりません」

先生

「そうですよね。普段、働いている時には意識しませんからね。働く年数は38年間、1日8時間会社のために時間を費やすとしましょう。週2日のお休み、祝日や夏休みなどの休暇を考えると働く日数は年間235日間ぐらいです」

花子

「となると、8×235×38は・・・71,440時間!!」

先生

「はい、7万時間を超えるのです!一方で、60歳以降は自分の時間です。朝の7時から夜の9時までが自分の時間だとして、60歳から80歳までの20年間で考えてみます」

花子

「退職後は平日や休日の区別がありませんから、・・・毎日14時間、365日で20年間だと、102,200時間!わっ、勤務時間よりも長いですね!」

先生

「そうなんです。60歳以降、自分のために使える時間は会社で過ごす時間よりも多いということです」

先生

「ですので、老後は旅行や趣味を楽しみたいという人は、先ほど言ったように老後についてよく考えて、前もって準備をしていくことが大切なんです」

花子

「老後の生活費については、以前人生の三大資金ということで少し教えていただきましたね!」

先生

「老後にいくら必要だったか覚えていますか」

花子

「確か、1億円と聞いてクラクラした記憶があります」

先生

「その通りです、よく覚えていましたね。退職金や年金などもらえるお金もあるので、1億円を全部貯める必要はありません。ただ、2000万円ぐらいが足りなくなることが予想されるので、やはりある程度の準備が必要となります」

人生の三大資金について気になる方はこちら

  • コラム 人生の三大資金

先生

「ただ、花子さんのご主人はまだ若いですし、お子さんも小さいですからなかなかお金は貯まらないと思います。でも、一つ覚えておいてください。チャンスは50歳代にやってきます」

花子

「そうなんですか?それはなぜでしょうか」

先生

「50歳代は子供が独立し、住宅ローンの終わりが見えてきて、お給料も若い頃よりも増えてくる。つまり、余裕が出てくる世代なのです」

花子

「なるほど、そこから本腰を入れて老後に備えていくという感じですね!覚えておきます」

先生

「そして、もう一つ行うべきことがあります」

花子

「何でしょうか」

先生

「保険の見直しです。年間の医療費を見ても60歳以降に増えてきます」

花子

「確かに両親も元気にはしていますが、なんだかんだ病院にかかることも多いみたいです」

先生

「そうですよね。医療保険などの保障をしっかりしておいた方が良いと思います。また、払込期間が一生ではなく、ある一定の年齢まで、たとえば退職する年齢までに完了するものがいいかもしれませんね」

保険の見直しは「ほけんプラザ・さいたま新都心」へ!

  • 無料相談の予約はこちらから

花子

「たしかに、働かなくなってからも保険料がかかるのは大変ですもんね」

先生

「その通りです。医療の進歩により、入院にかかる日数が減ってきていますので、通院保障も手厚い保険を選ぶと良いかもしれませんね」

花子

「通院も長引くと大きな出費になりますから、保険を選ぶ際にはその点にも注目します」

先生

「そして、高齢社会の中で大きな社会現象となっているのが認知症です。厚生労働省によると認知症患者数は2012年時点で462万人、2025年には700万人になると言われています」

花子

「認知症は怖いですね。以前同居していた祖母が認知症になり、当時の母は大変そうでした」

先生

「あらかじめ、遺言を作成したり財産をどのように残していくかを整理していくことも大切ですね。武蔵野銀行では相続に関する相談もできるようなので、行ってみるのもいいかもしれません」

  • 遺言信託・遺産整理業務についてはこちら

  • 家族信託についてはこちら

花子

「先を見据えてしっかり備えるということが大切ですね。老後は思ったよりも長いことが分かったので、有意義に過ごせるように、これから計画していきたいと思います。ありがとうございました。」

『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月〜木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!

このページの先頭へ