連載コラム【お金の世界の歩き方】〜第6回 お金を知る〜

先生

「花子さん、こんにちは。今日は少し肩の力を抜いて、楽しくなるお金の話をしましょうか」

花子

「なんだか面白そうですね。どんな話でしょう」

先生

「今、お財布に入っているお札の人物の名前はちゃんと言えますか」

花子

「分かりますよ!まず千円札は野口英世、五千円札は樋口一葉、そして一万円札は福沢諭吉です」

先生

「正解です。でも、一つ忘れていますよ、二千円札はどうですか」

花子

「あっ、そういえばそんなお札もありましたね。今の私の財布には入っていませんが、確か二千円札は裏に紫式部が描かれていたのを覚えています」

先生

「その通りです!二千円札には紫式部と沖縄の守礼門が描かれています。では、昔発行されていたもので今でも使えるお金があるのを知っていますか?」

花子

「昔のお金ですか?うーん、思いつくのは夏目漱石の千円札ですが…」

先生

「なるほど。花子さんにとって昔の千円札は夏目漱石ですか…僕にとっては伊藤博文です(笑)その他にも、板垣退助が描かれている百円札という紙幣もあるんですよ」

花子

「あっ、百円札は祖母の家で見せてもらったことがあります!でも人物までは覚えていませんでした。板垣退助が描かれていたんですね」

先生

「そうなんです。そして中には、実際に使うと勿体ない価値ある紙幣もあります。例えば、大黒天が描かれている一円札です。これで買い物をすると価値は一円ですが、保存状態が良いとなんと十数万円の価値があると言われています」

花子

「ええー!元は一円が十数万円ですか!?そんな価値のある旧紙幣は持っていませんが、夢があって良いですね。私も今の一万円札を新札で取っておけば、何十年後かには…」

先生

「うーん、おばあちゃんになる頃にはひょっとすると価値が上がっているかも知れませんね(笑)」

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先生

「さて、紙幣はおよそ20年の期間でデザインが変わるのですが、なぜだか知っていますか」

花子

「なぜだろう…あっ、もしかして偽造の防止でしょうか」

先生

「さすが花子さん!正解です。では、偽造防止のポイントについて見ていきたいと思います。ポイントのひとつに肖像画が挙げられますが、一体どの部分だと思いますか」

花子

「人物は同じ福沢諭吉でも、ホログラムや透かしを増やした新一万円札に変わったことは記憶にありますが…」

先生

「ホログラムなどは最新の技術ですよね。そうした技術はもちろんですが、実は『ヒゲ』と『シワ』がポイントで、描く時の精密さで偽造を防止していました」

花子

「なるほど!今のような印刷技術がない時代には、そういった肖像画の細部が偽造防止に役立っていたのですね!」

先生

「それを考えると、今の五千円札の樋口一葉は女性でヒゲはないし、若くして亡くなっているのでシワもありません。ですので、作るのに苦労したと聞いています」

花子

「確かに樋口一葉はヒゲもシワもないので、デザイナーさんは悩まれたでしょうね」

花子

「先生、そういえば祖父が昔買ったという古い記念硬貨をいくつか持っているんです。希少価値があるのかないのか…」

先生

「それは調べた方が良いですよ。記念硬貨に天皇陛下御即位記念金貨と言った金貨があるのですが、金貨は金の価格が上昇をしていることを受けて、かなり価値が上昇しています」

花子

「残念ながら我が家に金貨はありません(笑)でも、どのくらいの価値があるのか今度一度見てもらおうと思います」

先生

「それがいいと思います」

先生

「今日は紙幣や硬貨に関してお話してきましたが、実は子供も楽しめるお金の博物館があるのをご存知ですか?」

花子

「えっ、どこですか」

先生

「日銀の貨幣博物館です。ここは楽しいですよ。まず、ヤップ島という島で今でも使われている石のお金が展示されています」

花子

「今でも石のお金を使っている国があるんですか!」

先生

「はい。ただ、結婚式とか不動産取引といった限られたケースらしいですけどね。また、時代劇に出てくる千両箱も置いてあります。千両箱を抱えて屋根から屋根へ飛び移るシーンを見たことありませんか」

花子

「あります!悪党から取り返したお金をみんなに配る、ネズミ小僧とかですよね」

先生

「よく知っていますね。実は、その千両箱を持つことが出来るのです。なんと20キロもあるのですよ。重たい、重たい。これを持って屋根を飛び移るのは余程のアスリートでないと無理だと思います」

花子

「そうなんですか!?あの有名なシーンが演出だと思うとちょっとガッカリですが、面白いですね(笑)」

先生

「他にも、歴史で習った和同開珎や日本最古のお金、富本銭なども展示されていて楽しいですよ」

花子

「ぜひ子供と行ってみようと思います!お金について今日も楽しく勉強できました。ありがとうございました」

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『武蔵野 花子』プロフィール

埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。

『川口先生』プロフィール

証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。

執筆:川口一晃

※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月〜木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!

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