希望や計画を見える化≠オよう!

「やりたいことは色いろあるけど、お金が心配だからやめておこう…」なんてセカンドライフはつまらないものです。希望や計画はしっかり見える化≠オ、その実現に向けて常に意識することが重要です。

一番楽しい作業

50代の方から老後資金の相談を受ける中で多いのが、「老後の生活費がどのくらいかかりそうか、見当がつかない」といった漠然とした不安です。でも、簡単に考えてみれば、老後生活を安心して過ごせるかどうかは、金銭面の場合、「現在の貯蓄残高と今後の収入で、将来の支出を賄えるか」という点に尽きるでしょう。

逆に言えば、この支出部分がはっきりすれば、老後に向けたマネープランもより明確になるわけです。

そこで、みなさんに取り組んでいただきたいのが、これまで頭の中だけで思い描いてきた将来の希望や計画を紙に書き出す作業です。これがまさに見える化≠ナ、夢や計画の時期、その実現にかかる費用も具体的に把握しやすくなります。

図表のような感じで、「いつ」「何のために」「いくら」支出が発生しそうかを、わかるような形で整理していきます。これが「ライフプラン表」です。退職後にやりたいことを、旦那さんや奥さまとあれこれ話し合いながら自由に書き出してみてください。一連のマネープランづくりの中で、一番楽しい作業と言えるでしょう。

最初から諦めちゃダメ

この作業のポイントは2つあります。1つ目は、考えられるイベントはできるだけ書き出すことです。ありがちなのは、「希望ばかり書いても、お金が足りないし…」と、この時点で書くのを諦めてしまうこと。でも、イベントや金額などの調整は、今後、行っていけばいいのです。ただその場合も、どれを削るかではなく、できるだけ多く実現させる≠アとを前提に考えます。むしろそのほうが、資金づくりや家計管理のモチベーションアップにつながるんです。

2つ目は、夫婦または家族の希望を1枚の表にまとめて記入することです。年によってはお互いの希望がいくつも重なることがあるでしょうが、これも後で調整します。お互い遠慮することなく、しっかり記入することが大切です。

実は30〜40代の子育て世代のライフプランづくりでも、同じ作業をすることがありますが、給与のゆくえや子どもの進路など、将来の収入や支出に不確定要素が多く、ブレ幅が大きくなるケースが目立ちます。その点、プレリタイア世代は、教育費や住宅ローンの返済などもほぼめどがつき、より現実的、具体的に書けるのが大きなメリットといえます。

セカンドライフでは、どれだけお金を使わないかではなく、より納得できるお金の使い方をしたいもの。そのためにも、まずは夢や希望を明確にして、その実現に必要な金額をいま≠ツかんでおきましょう。そうすれば、退職前の時期にやるべきこと(マネープラン)が見えてくるはずです。

(記事提供:ニッキンマネー2014年7月号 安心のセカンドライフへ 定年前のマネープラン)

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