戻る 連載コラム【お金の世界の歩き方】~第3回 保険~
花子
「先生、こんにちは!先日は、住宅のお話ありがとうございました」
先生
「こんにちは!その後、ママ友に話してみましたか」
花子
「はい!特に借換について参考になったようで、銀行へ相談しに行こうかな、なんて言っていました」
先生
「それは良かったです」
花子
「実は、今日も先生にお聞きしたいことがあって…。住宅の話と並んでママ友の間で話題になるのが、保険なんです。最近、“保険の見直し”という言葉をよく耳にするのですが、みんな、よく分からなくて…」
先生
「なるほど。ちなみに、家計を見直す時、花子さんは何を気にしますか」
花子
「やっぱり何に一番お金がかかっているのか、どこに無駄があるのか、とかですかね」
先生
「保険も家計と一緒です。今加入している保険にはどんな保障があるのか、月々いくら払込をしているのかを知っていないと、無駄に掛けることになります。今日は、保険についてわかりやすくお話しますね」
花子
「よろしくお願いします」
先生
「ところで、そもそも保険とはどういうものだと思いますか?」
花子
「もしもの時のために備える、ということですよね」
先生
「そうですね。たとえば、旦那さんに万が一の事が起きて2,000万円が必要になるとします。その2,000万円を貯金で貯めるには多くの時間が必要になりますよね」
花子
「2,000万円を貯めるなんて気が遠くなります…その間に主人に何かあったらどうしよう…」
先生
「その後の生活に困ってしまいますよね。一方で、2,000万円を保障する保険に入れば、契約期間中はずっと一定の保障が受けられ、万が一の場合、契約をした時から2,000万円を受け取ることができます。」
花子
「契約した時から保障されるんですね!すごい!」
先生
「ちなみにちょっとした豆知識ですが、両方のお金の額と期間を図にしてみてください。よくみると、三角形と四角形になりますね。一般的に、『貯金は三角、保険は四角』と言われているんです」
花子
「なるほど、四角の保険であれば、万が一のときも安心ですね!」
先生
「そうですね。ただ、中には保険をかけすぎている人もいるので定期的な見直しが必要です。」
花子
「待ってました!…どのように見直しってするんですか?」
先生
「例えば、花子さんのように子供が生まれて大きくなってくると、そのうち部屋が手狭になり、住宅購入を検討するようになります。住宅を購入すると通常、団体信用生命保険に加入します。」
先生
「これはローンを払っている人が死亡した場合、ローンが完済され、遺された人がローンを払う必要がなくなるというものです。ということは、死亡保障のうち住宅費用の部分を削れますよね。これが保険を見直すということです」
花子
「あっ、なるほど!保障内容が重複している部分を省けばいいんですね」
先生
「そのとおりです!ちなみに、武蔵野銀行では、ガンにかかると住宅ローンの残高が0円になる団体信用生命保険等もあるそうなので、相談してみるのもいいかもしれませんね」
先生
「そして、見直しのタイミングです。もうお気づきかもしれませんが、保険は“ライフステージが変わる時が見直しのチャンス”と考えて下さい。今、お話したような住宅を購入する時や結婚する時、子供が生まれた時等、人生の節目と考えるとわかりやすいと思います」
先生
「あ!あと、少しお話しておきたいことがあります。医療保険は入っていますか」
花子
「医療保険ですか?入っていますよ!えっと…たしか、入院保障がついていたと思います」
先生
「医療保険のポイントは2つあります。一つは通院保障です。最近は医療の進歩により、手術後に入院せず、通院することが多くなったため、保障内容をよく検討する必要があります。」
花子
「確かに、入院期間中は保障の対象でも、退院後の通院については対象外では困ります。通院だって結構費用がかかりますもんね」
先生
「もう一つは払込期間です。保険には一生払込をするものと、払込はある期限までで、保障は一生続くものがあります。これも、申込時にはよく考えましょう」
花子
「そうなんですね!払込期間が商品によって違うなんて知りませんでした」
先生
「定年を迎えても、その後の人生は10年20年と続きます。保障内容等をよく検討することが大切ですね。保険の話、だいぶ整理できましたか」
花子
「はい!もう一度、自分が今入っている保険の内容や払込について見直してみます!」
先生
「見直す中で分からないことがあれば、保険相談の専門スタッフがいる武蔵野銀行の「ほけんプラザ・さいたま新都心」や「ユア・ラウンジ・浦和(テレビ電話での相談となります)」に行ってみるといいかもしれません。土、日、祝日も営業しているので、平日は忙しい方もゆっくり相談できるそうですよ」
花子
「そうですね!土日なら主人も休みなので、一緒に武蔵野銀行に行ってみようと思います。ありがとうございました!」
『武蔵野 花子』プロフィール
埼玉県内に住む33歳の女性。
パートタイムで働いており、家族は会社員の夫・長女(小学校1年生)・長男(幼稚園)がいる。最近よくママ友と子供の教育費や、家の購入について話すことが多く、これからのお金の使い方について、どうすればいいのかわからず悩んでいる。
『川口先生』プロフィール
証券会社や銀行を経て、現在は金融ジャーナリストとして活躍している。武蔵野家の近所に住んでいて、悩める花子に対しお金についていろんな角度から話をしてくれる。
趣味はスポーツで、ゴルフが得意だそう。また、社会人になってから始めた空手も黒帯である。
執筆:川口一晃
※本コラムを執筆されている川口一晃氏がナビゲーターを務める、当行提供ラジオ番組「お金の世界の歩き方」毎週月~木曜日7:04からNACK5にて絶賛放送中!当行行員も出演していますので、ぜひお聴きください!聴き逃してしまってもラジオが聴けるアプリ「radiko.jp」にて1週間までさかのぼって聴くことができます!